台湾人留学生アルバイトを雇う際の心得

台湾人留学生を雇う際の注意点

弊社「台日商事」は台湾と日本の架け橋となるべく、日本で人材紹介をしております。日本にやって来る台湾人留学生のビザは主に2種類あり、「留学」「ワーキングホリデー」がそれです。「留学」はその名の通り、学校に通うためのビザです。「ワーキングホリデー」は基本的には学校へ通うことなく、仕事をしながら日本語の勉強をするビザです。ただ、ワーキングホリデービザで来た台湾人の中でも、日本語学校へ通う人は居ます。

アルバイトについては何れのビザでもすることが出来ますが、「留学」ビザの人を雇う際には注意が必要です。あくまでも本業は学業のビザですので、アルバイトする際には入国管理局で在留カードの裏面に「資格外活動許可」の押印をしてもらう必要があります。こちらの押印があるか面接時には必ず確認して下さい。さらに、「留学」ビザのスタッフの場合、アルバイトできる時間は週に28時間までと決められていますので、こちらも注意が必要です。この28時間は1週間の基準をどの日から数えても28時間になる必要がありますので、極端に長い労働時間が週の終わりと始めに重なると条件を満たさなくなります。また、残業代もこの28時間に含まれるのでご注意ください。さらに言うと、この28時間という労働可能時間は、留学生一人の労働時間ですので、アルバイトを掛け持ちしている留学生にも注意が必要です。

意外と知られていないのは、「留学」ビザのスタッフでも、夏休みや冬休み等の学校が長期休みの期間は週に28時間を超える労働が認められるという点です。そうしたことを踏まえると、「留学」「ワーキングホリデー」どちらのビザのスタッフでも雇うにあたってあまり弊害はないと思います。ただ「留学」ビザのスタッフは、昼間に学校へ行っている場合がほとんどですので、ランチタイムの人材としては雇えない可能性が高いです。

もう一点、外国人留学生を雇用する際の注意点として、外国人労働者雇用の届け出を厚生労働省へ報告する義務がありますので、一度チェックして下さい。

また、外国人留学生はパチンコ店、麻雀店、ゲームセンター、キャバレー、スナックなどの風営法関連の業種の仕事には就けないので、こちらも注意が必要です。


台湾人に親日家が多い理由

台湾人についてもう少し掘り下げて見ていきましょう。2017年10月、HSBCが発表した最新の調査報告によると、台湾の親御さんが選ぶ「子どもの留学先」で日本が2位になりました。内容としては、台湾の親御さんが自分の子どもに海外教育をする国として選ぶ際、最も支持を集めたのがアメリカで70%でした。アメリカは前年の48%から大きく上昇した様です。それに続いて日本は38%で2位、3位はイギリスで35%です。

地理的に台湾は日本と近く、特に沖縄からは目と鼻の先です。そのせいか台湾人は南国特有の陽気さがあり、楽観的要素がある印象です。台湾は昔から親日家で、親切な方が多く、日本人と共通する部分も多く見られるのが特徴です。台湾は九州程の大きさで、小さな面積の国ながら様々な文化が混じり合っています。色んな言語が飛び交う台湾では、ストレートな表現をする人が多く、特に友人同士の会話では悪口を言い合う光景も多くみられます。

 


台湾人の特徴

日本の様に相手の事を感じ取る文化ではなく、主張をストレートに相手に伝えることが良いとされているので、台湾の人たちはあまり回りくどい言い方はしません。シンプルな表現でコミュニケーションを取ることが台湾人と仲良くなるコツかもしれません。

一般的に日本人と比べて台湾人は独立心が強く、チャレンジ精神に富んでいます。色々なことに自分から進んでやろうという気持ちが強く、責任の上で行動しようとする人が多いのも台湾人の特徴の一つと言えます。スポーツを見ても団体競技より個人競技の方が優れています。勝負事も好きな民族で、台湾では麻雀や宝くじなども日本に比べて盛んです。(夜遊びや性風俗は日本より厳しい規制を敷いています)

昔の日本統治時代の影響からか、台湾人は日本への感謝の気持ちが根づいてくれています。お爺ちゃんお婆ちゃんの中には未だに日本語を話せる人も少なくありません。日本統治時代の名残りが強く残っている台湾の地域では、日本人というだけで歓迎ムードも漂います。

日本のお店と似て、おもてなしの心がある台湾の店員は優しく、通行人も例外ではありません。そういう意味では日本人にとってストレスなく過ごすことの出来る貴重な国です。


家族を大事にする台湾人

台湾を含め、中華系の人たちは家族や親戚との繋がりをとても大事にします。家族経営の会社が多いのもその特徴を物語っています。台湾人は家族同士は仲が良いので、旧正月や大晦日など大きな行事イベント事には何世代も大勢で集まって過ごすこともしばしば。日本でもお正月に親戚が集まったりしますが、日本よりも大人数で賑やかです。その反面、日本に留学してくる台湾人の多くは、留学を終えると日本で就職せずに台湾に帰ってしまいます。そこはどこか寂しいような気もします。

 


台湾の歴史

日清戦争によって台湾は日本の植民地になり、その後太平洋戦争で負けて台湾を手放します。そして蒋介石(国民党)は毛沢東(中国共産党)に敗れ、台湾へ逃れて「中華民国」を建国します。国民党は資本主義の考え方なので当初は毛沢東が設立した「中華人民共和国」よりも国際的には認められていました。その証拠に国連の加盟国も常任理事国になったのも中華民国でした。

しかし1971年アメリカのニクソン大統領が中国を訪問するなど中華人民共和国とアメリカが歩み寄りを見せ始めるのです。そこからも読み解ける様に中国の世界での地位がぐんぐん伸びてきます。根回しの上手い中国ですから、中華民国(台湾)を国連から脱退させ、自国が加盟する道を模索し、実現します。アメリカや日本は常任理事国の地位を移譲した上で一般加盟国として国連に残る道を国民党政府に勧めましたが、蒋介石総統はそれを拒否します。結果的に国連においての中国の代表権が中華民国から中華人民共和国に移ってしまいます。その後は現在に至るまで、台湾は中国の一部という見方が国連の方針です。