先日、奈良で爬虫類を始め水棲生物の飼育から販売や飲食店など複数の業態で就労支援事業をされている会社さんに訪問させて頂きました。
一般的な就労事業者さんは障害の特性にもよりますが基本的に単調かつ仕事のペースが図りやすいルーティンワークが多い印象です。
こちらの事業さんは仕事の内容はペットとして出荷するアクアリウムを飾り付ける水草サンゴの育成ペットのお世話(主に餌やりやゲージを綺麗にするなど)、ひとつひとつの作業はシンプルながらも生き物と接する中で心の癒しに繫がったりするなどの効果から今までは継続的に通所できなかった方でも意欲的に来所される方も多いと聞きました。
生き物をメインに扱っている施設からで車で少しいったところにある内装がおしゃれでアクアリウムが印象的なカフェレストランに赴き代表の方のお話を伺いました。
若いころはビジネスを精力的に利益をあげることを主にしていたと話しておりある時から福祉に興味を持ち今まで培ったノウハウを活かして利益率が高い商材を扱いコンスタントに収益をあげつづけることで全国的に低い傾向にある工賃のベースアップに繋げるなど利用者さんのやりがいなどモチベーションにつなげています。
また元々一般雇用でシェフなどをされており心の病気などで退職した利用者さんが元気になったらまたお店をしたいと声を反映し家賃などのコストを援助し元々のスキルを活かした上で再度チャレンジしやすい環境を整えているのが魅力的でした。
このような利用者さんの可能性の幅を広げ社会生活における選択肢が徐々に増えていくことを切に願っています。