障害就労のこれからについて

先日、弊社の障害就労の一環で大阪天満橋でフレンチのユニバーサルレストランを営まれている会社の次田さんにお越しいただきました。

次田さんは病院のソーシャルワーカーの時代に子どもが障害を持っている親御さんからの相談で将来、自分たちが先立った場合残された子供はどうなるのかという実情を踏まえた上で、特別支援学校または一般校の自立支援枠を卒業した際の
家と病院またはデイサービスなどの通所以外の社会的な基盤を作るべく就労施設を立ち上げようと考えている熱量のお持ちの方です。

お話を伺っている中で障害就労に携わってる中で、いまだ固定概念からくる偏見などを押し付けてくる人に利用者さんを守るべく対して毅然とした態度で筋道を通して接する中で、その中でも貴重なアドバイスなどは即座に受け入れて障害の有無を問わず共存共栄できる環境を整えようとしています。

障害の軽重にもよって異なりますが、特に就労B型就労施設の月額の工賃が全国平均16500程と時給に換算すると200円ぐらいと最低賃金を大幅に下回っており、雇用契約を結んでいない以上体調を症状の悪化の不安などから自分のペースで取り組めるなど自由度が高い反面安定した生産性を見込めないからという理由で上記の金額がベースとなる事実があります。

個々の進捗に応じた作業量やレベルではないため毎日のように繰り返される単調な流れ作業に自身の成長を感じられず将来の不安を募らせている方の声もあります。

経済的にも周知度的にも障害者の社会進出がまだまだ滞っている中、段階に応じて弊社としては企業に訪問する際理念を伝えることで障害もしくはマイノリティーといわれる方の一般就労の研修の機会を設け社会進出を一助となればと思います。

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