特別講演大阪:岩波さん

先日、大阪で開催された特別講演会に、非営利株式会社eumoの岩波直樹さんの講演がありました。非営利株式会社eumoでは、貨幣に換算できない「共感」を価値として重視し、共感を基礎資本として活動できる「共感資本社会」の実現を目指しています。

具体的には、アカデミー事業で共感資本社会の担い手育成を行い、共感資本社会の実現に必要な知識やスキルを学ぶ場を提供しています。オンライン・オフライン講座、コミュニティ活動等を通じて、共感資本社会の担い手となる人材育成に力を入れています。

また、通貨プラットフォーム事業では、共感コミュニティ通貨「eumo(ë)」を発行・運用し、共感に基づく経済活動の活性化、地域経済の活性化、新しい価値創造を目指しています。これらの活動を通じて、eumoは共感に基づく持続可能な社会の実現に貢献しているそうです。

そういったコミュニティの中で、通貨に期限があったり、たくさんギフトした方にも通貨が還元されたりと全員がうれしい内容になっていました。

起きた事象に関してそのもののカムイが存在するという話は、そういう考えもあるのかと少し価値観が変わるような話でした。みんながそういう考えを取り入れると気持ちの良い人間関係が育まれるのだと思いました。

現代社会は責任社会、誰かが責任があるということを特定する癖があります。ですが、その時の認識によってそのあとの人間関係が大きく変わる。器の広い人は俯瞰して物事を考えることができ、いい方向にもっていくことができる。悪い事象が起きた時に、その見方をすることで少し器の広い人になれる。

責任を取らせれば事案は解決するが、その人が豊かになったのかはまた別の話になる。と仰っておられました。
少し難しい内容でしたが非常に勉強になりました。

ルールも規則も多い今の社会、人にとって豊かかと考えたところではそうではないかもしれない。偶発性や異質の中からしか新しいものは生まれない。予期せぬことが起きた時から何が生まれるか。
固定概念にとらわれずに物事を向き合い方を考えていけたらと思います。

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