弊社は6月に大阪にある中之島公会堂経営実践研究会NationalForum2023にて行われた、
第7期未来創造企業【SSC】認定授賞式を皮切りに
関西エリアの大きな行事として、7月の同会の未来への指針を詰め込んだバイブルとなる書籍出版パーティー
社会課題解決に向き合う際に起こり得る功罪についての対処の知識を深めた
8月の梅田でのソーシャルシンポジウム、
先日天満橋で行われた大阪フォーラムと年いっぱい走り切りました。
会員プレゼンテーションやパネルディスカッションでは未来の志に感動し、
誰かの幸せのため挑戦し続ける姿がすごく印象的でした。
特に印象を残ったのは基調講演を行われたオムロン株式会社の創業者を
祖父に持つ立石郁雄さんのお話された
創業者が1970年に提唱された「SINIC理論」です。
「SINIC理論」とは、科学・技術・社会による三角形の基本構造であり 科学が技術に種を渡し、技術が社会に革新をもたらし、逆に社会が技術に必要性を求め、技術は科学に刺激を与える。 それがぐるぐると循環することでそれぞれが進歩する構造になっており事業を継続させるに指針となる羅針盤として又は、
事業を通じて社会的課題を解決し、よりよい社会を創るためには、未来に先駆けて社会的ニーズを予測することがカギとなるという理論です。
提唱当時日本は戦後から続く
高度経済成長期であり国力を回復させるべく資源を浪費し人体や自然への影響を無視し企業が利益を出すことに専念し公害などの新たな社会課題を生み出している時代背景の中、
オムロンはいずれ大量生産を終わりを告げこれからは一人一人健康を意識する時代が来るはずだと確信のもと健康機器を作ってその造詣を深めていました。
当時は業績にならず倒産の危機と目先の状況のみで判断する周囲に反対されておりましたが、今では目論見が面白いほど的中し、その的中率の高さに周囲が認めその理論を使わせて欲しいとの声に快く答え健康機器と言えばオムロンという日本を健康寿命を支える大企業となられております。
近未来より中未来を見据え、
その繰り返しがさらに遠未来を引き寄せるものだと思い自分の想像より少し上を想像できるように意識して行ければと思います。
このフォーラムに参加して、感じたことは、社会課題って意外と身近にあると感じました。
事業するにあたって、儲けることは大事だと思います。
しかしながら、それよりももっと大事なものがある事に気づきました。
弊社としては、翌年より先人の教えを知恵へと変えるために学を深めるべく決意を新たに毎年未来創造企業認定を更新していけるよう、日々成長しご縁に感謝し頂いた恩に報いるべく邁進して参ります。