先日、兵庫県鈴蘭台のNPO法人インクルひろばを訪れ、近澤さんにお話を伺う機会に恵まれました。教育の現場で長年活躍されてきた近澤さんは、子ども食堂や地域の人々が集まる場所づくりなど、地域に根ざした様々な活動を行っていらっしゃいます。
インクルひろばは、小さな子どもから高校生まで、たくさんの子どもたちが集まる、にぎやかな場所でした。経済的に困っている家庭への食料の配布や、放課後には一緒にご飯を食べながら勉強を教えたり、受験の相談に乗ったりと、子どもたちの生活を多角的に支えています。
近澤さんのお話の中で特に印象に残ったのは、子どもたちが様々な大人と関わることの大切さです。学校の先生や家族以外の人と話すことで、子どもたちは自分自身について深く考えたり、世の中には様々な考え方があることを知ったりするそうです。また、家族みんなでご飯を食べて、いろんなことを話す時間も、子どもたちの自信につながると教えていただきました。
様々な人が暮らす社会では、誰もがすぐに幸せになれるわけではありません。しかし、インクルひろばのように、困っている人を助ける活動が広がっていけば、きっと誰もが安心して暮らせる社会になると思います。
インクルひろばで、地域の人たちが子どもたちの成長をみんなで応援している温かい雰囲気を感じました。まるで、地域全体が大きな家族のように、子どもたちを囲んでいるようでした。これからも、インクルひろばの活動がたくさんの人に広がり、もっともっと子どもたちの笑顔が増えることを心から願っています。