台湾について

熱々の点心に完熟のマンゴーなど、美味しい食べ物で有名な台湾。人口に対し、2018年には5分の1にあたる、のべ475万人が日本を訪れるなど親日派が多いことで知られる。日本からも200万人近くが訪台したほか、海外の修学旅行先としては最も多い年間5万人以上の生徒が訪れるなど往来は年々活発化。

そんな台湾について。台湾の面積は九州と同じくらい、人口は2353万人で東京と大阪を足したくらいの規模。


日本が統治していた50年間

日清戦争の結果、台湾が清朝(当時の中国)から日本に割譲された1895年4月17日から、第二次世界大戦が終結して日本の降伏後、中華民国政府によって台湾の管轄権行使が開始される1945年10月25日までの時代、台湾は日本が統治していた。

台湾における日本統治時代への評価は朝鮮に比べて肯定的であり、特に日本統治時代を経験した世代にはその時代を懐かしみ、評価する人々も多く、そのような声を載せた著書も数多く出版されている。その影響もあり台湾における各種世論調査では台湾人は日本に好意的である。例えば、2009年4月、財団法人交流協会が実施した初の台湾人対象の対日意識世論調査では、「日本に親しみを感じる」が69%で、「親しみを感じない」の12%を大きく上回った。「最も好きな国」としても38%が日本を挙げ、2位のアメリカ(5%)、中国・大陸(2%)を大きく上回った。

2010年(平成22年)度「台湾における対日世論調査」では、「日本に親しみを感じる」が62%で、「親しみを感じない」の13%を大きく上回った。「最も好きな国」としても52%が日本を挙げ、2位のアメリカ(8%)、中国・大陸(5%)を大きく上回った


台湾人は中国語・台湾語を使う

台湾の公用語は中国語(標準中国語)であり、国内では国語と呼ばれている。2018年に国語以外の台湾語や客家語そして原住民の諸言語の位置づけが平等となった。国語は中華人民共和国の普通話と同様に漢字で表記されるが、中華人民共和国で使用されている簡体字ではなく、伝統的な繁体字(正字体)が用いられている。ただし、日常生活ではある程度略字の使用が行われている

高齢者や農村部では、台湾語または客家語、日本語のみ話すことができ、中国語(国語)が話せない人もいる。民主化以降になって、国語以外の言語、すなわち台湾語、客家語、原住民語の教育が義務付けられたが、日本統治時代は日本語で、中国国民党による戒厳令時代は中国語(国語)で教育することが定められていた。若い世代は基本的に中国語(国語)・台湾語とも話せるが、在中年世代以下では中国語(国語)のみで台湾語を「聞いて理解できるが話せない」という人も少なくない。外省人が人口に占める割合の多い都市部でその傾向が大きい。


教育熱心で勤勉な台湾人

一般に台湾人は教育に熱心であり、国語(中国語)識字率は98.29%(2012年度)に達する。しかし教育熱心な人が多いゆえに台湾は学歴社会となっており、就職では日本以上に学歴が重視される傾向にある。大学への進学率は70.07%(1997年度)。特に有名高等中学校・大学への入試は熾烈を極める。

また台湾人は、外国語の教育熱が高く、幼稚園時から英語のみ使用する施設などに子供を預ける人も多い。大学進学・卒業後に海外の大学・大学院へ留学する学生も多く、台湾には日本やアメリカの大学・大学院が出した学位・博士号を持つ者も多い。

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