真面目な台湾人
弊社でも実際に何人もの台湾人を雇用してきました。彼らの真面目さは、今の日本人に忘れられつつある「心」を思い出させてくれます。そんな台湾人留学生の背景を少しお話ししたいと思います。
日本へワーキングホリデーにやって来る台湾人の多くは、一度台湾で就職したことのある人たちです。
一度、台湾で就職したものの、台湾企業の待遇への不満、経済の停滞、将来の不安感から日本のみならず、海外へ留学する台湾の若者が多く居ます。ちなみに、台湾人の新卒初任給の平均は、日本円で約90,000円程度です。物価の差があるとはいえ、台湾経済の弱さを物語っています。
更に彼らに聞いて驚くことは、台湾で就職している時に、良い待遇を受けたと感じる人は少なく、先輩社員が後輩を飲みにつれていく、ことも少ない様です。そんな社会へ不満を感じた若者が、日本へ留学にやってくる訳です。
よく、「留学生は金持ちの子供で、あまり働かないんじゃないの?」 もしくは、「がむしゃらに稼ぐだけ稼いで、急にどっか行ったりしない?」と求人企業様から質問を頂きます。しかし他の国の留学生と異なり、台湾人留学生は、そんなことはまずありません。
彼らの親御さんは、台湾では中流階級以上の方々が多い感覚はありますが、先ほどもお伝えしたとおり、台湾と日本の物価差があるので、月にウン十万円も仕送りできる親御さんは少ないです。
生活に最低限必要な金額、大体月に7~10万円程度仕送りしてもらって、自分の欲しいものを買うお金、旅行代、遊び代をアルバイトで稼ぎたい、というニーズがあります。「程よく旅行や遊びもしたいし、程よく仕事やアルバイトもしたい」と思っている人が多いです。
ですから、「金持ちの子供で、あまり働かない」ということにも、「がむしゃらに稼ぐだけ稼いで、・・・」ということにもなりません。そういった意味でも、バランスの取れている台湾人スタッフをお勧めする理由があります。
台湾人を実際に雇用した人の声
台湾人留学生やワーキングホリデーの人を雇用した方の声を一部ご紹介します。
・最初は日本語が片言であまり上手く話せなかったですが、めきめき上達して今では重要な戦力です。(北新地・和食店)
・アルバイトを辞めた後も、ちょこちょこLINEでやり取りしています。日本に来る度にお店に顔を出してくれる律義さは、彼らの性格を表していると思います。(難波・お好み焼き店)
・彼らは非常にまじめで一生懸命。周りの日本人スタッフにも良い影響を与えてくれています。(本町・コンビニ)
・最初はシャイで中々表情が硬かったですが、すぐに打ち解けたようで明るい笑顔がキュートです。そんな笑顔にお爺さん・お婆さんは元気をもらっています。(長野・農家)