「正社員なのに…給料が上がらないな…」と不安になっている方も多いハズです。
基本給(給料)が上がらないと、生活が苦しかったりモチベーションも上がりませんね。
そこで今回は、正社員なのに基本給が上がらない3つの理由と、とるべき選択肢をご紹介します。
正社員の基本給が上がらない3つの理由
理由1 簡単に下げられない
正社員の基本給が上がらない理由の1つとして「給料は簡単に下げれない」ということが挙げられます。
理由としては、給料を一方的に変更できないからです。
労働契約法8条は、「労働者及び使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができる」と規定していることから労働者の合意を得ることなく一方的に給料を減額することはできません。
給料の減額を行うためには、会社と従業員が合意をすることが原則です。
会社側からすると、売上や利益が伸びてない限り、基本給を上げるメリットはないのです。
年収がずっと上がらないと社員のモチベーションが上がらないので、気持ち程度の昇給があるという感じ。
気前よく基本給を上げてしまうと、思わぬ事態があった時に倒産するリスクが上がります。
会社としてはいかに倒産のリスクを減らし、社員に一生懸命働いてもらうかが重要となります。
つまり、簡単に基本給を上げる事は出来ないということです。
理由2 業界や企業が儲かっていない
正社員の基本給が上がらない理由の1つとして「業界や企業が儲かっていない」ということが挙げられます。
理由としては、会社の売上が低迷して利益が出ない・自転車操業でなんとか回っている、という会社は、とても社員の給料は上げられないからです。
起死回生の一手を思いつくか、大手に吸収合併されるなどのミラクルがない限り、会社とともに滅んでいくしかありません。
基本給が上がらないのは、そもそも儲かっていない業界にいる可能性が高いかもしれません。
理由3 社員を駒としか思っていない
正社員の基本給が上がらない理由の1つとして「社員を駒としか思っていない」ということが挙げられます。
理由としては、ブラック企業にありがちな「人件費=コスト」という考えだからです。
社員は駒。
代わりはいくらでもいるのだから、給料なんて上げてたまるか、と経営者は思っています。
実際に社員がいないと仕事は回りませんし「代わりがいる」と言っているにもかかわらず、募集をかけても人が集まらないという有り様。
そんな状態なのに、経営が厳しくなれば真っ先に人件費を削る。
ブラック企業は社員をひたすら安月給で雇い続けるのでメンタルや身体まで壊しかねません。
見切りをつけて転職することをおすすめします。
正社員の基本給が上がらない会社の特徴
設備投資をしない会社
老朽化した社用車や古いパソコン、専用機器を買い替えない。
効率化を図るために有力であるはずの機材やソリューションを導入しない。
こういった会社は長期的展望がないか、経営者に倫理的思考力が欠けているか、本当にお金がないかのどれかに当てはまります。
社員の入れ替わりが激しい会社
給料が悪くて労働環境も悪い会社です。
社員は給料が安くて労働環境が悪いと辛い思いしかなしので続かず辞めてしまいます。
他に行くあてのない人か、その会社に慣れ親しんだ人しか残らないでしょう。
このような会社に将来性はありません。
家族経営の身内固めの会社
身内で固められた会社は、社長の父が会長、社長夫人が事務、社長の兄弟が幹部にいたりする家族経営の会社が多く
どんなに理不尽でも会社員は経営者の意向無くして収入アップすることは不可能です。
こういう会社は儲かれば無条件でどこからかの身内が役員になり、社員は会社が続く限り搾取し続けられます。
身内で固められた会社で出世するには社内結婚でもして身内に入るしかありません。
基本給が上がらない正社員の「あなた」がとるべき選択肢
上司に昇給について直談判する
まずは、交渉前から準備が大切!
「今の給料が自分の働きに見合っていない」という動機があるからこそ交渉するのですから、具体的にどのくらい見合っていないのかを提示する必要があります。
自身の実績や同業種のおおまかな給料比較などをまとめ、不足している額を明確にしておくと良いでしょう。
これが自分にとって大きな「武器」となります。
交渉相手の性格を見極め、より伝わりやすい方法で訴えるのが、交渉を成功させる大きなポイントとなります。
生活環境や仕事へのモチベーションに大きくかかわる給料。自分の今後の為にも、タイミングを見て実践してみては。
ただ、すぐに昇給となることは少なく、実際に昇給となった場合でも時間がかかります。
昇給制度が充実している会社に転職
基本給をあげるなら転職活動が一番効率的!
昇給なしの会社で働き続けるのは不安、という場合は昇給制度が充実している会社に転職することをおすすめします。
昇給すると日々の努力が認められた実感があり、嬉しくなることでしょう。
とはいえ、転職活動で年収が上がるか不安があると思います。そんな人は転職エージェントに相談することで、あなたに合った企業を提案してくれます。
まとめ
基本給をあげるなら、今より高年収・好業績の業界へ転職することが一番効率的です。
業界によっては給与水準は大きく変わるので、仕事の負担はそのままで基本給を上げる事ができるからです。
正社員なのに基本給があがらない。と愚痴を言っていても何も変わりません。
後悔しないよう、動き始めてください。
台日商事は20~30代の方向けに、寄り添いサポート型のお仕事紹介をしています。
今ある不満・不安を解消すべくしっかり寄り添い、あなたに合った今よりいい条件、環境に転職支援いたします。
一歩踏み出す勇気を応援、支援いたします!