——正直に答えていい?避けるべき答え方とは
「短所を正直に言って、落とされたらどうしよう…」
転職面接で「短所を教えてください」と聞かれたとき、頭が真っ白になる方は多いです。「正直に言うべきか」「当たり障りのない答えを用意すべきか」——この質問への苦手意識は、転職相談でも非常によく聞かれます。
この記事では、面接官が短所を聞く本当の理由から、絶対に避けるべき答え方・評価される答え方の型・職種別の例文まで、すべて解説します。「短所 面接 何を言えばいい」で悩んでいる方の疑問に、まとめてお答えします。
1|「短所を聞く」——面接官の本当の意図とは
まず大前提として、面接官は「短所があるから落とす」ために聞いているわけではありません。この質問には、複数の意図があります。
📋 面接官が「短所」を聞く4つの理由
理由 01
自己分析ができているか確認したい——自分の弱みを客観的に把握できる人かどうかを見ている
理由 02
誠実さ・正直さを見たい——「短所がありません」という人は信頼できない。自己認識の正確さを評価している
理由 03
改善への姿勢を確認したい——短所を認識したうえで、どう対処・改善しているかが重要
理由 04
業務上の支障になるかを確認したい——その短所が、応募している仕事に致命的な影響を与えないかを見ている
面接官が知りたいのは「あなたの欠点」ではなく、「あなたが自分を正しく理解しているか」と「課題にどう向き合っているか」です。
2|絶対に避けるべき「短所の答え方」——落ちる答えの共通点
まず「やってはいけない」パターンを確認しましょう。これを知るだけで、面接での失敗を大幅に減らせます。
❌ NGパターン①:「短所はありません」と答える
❌ NG例
「特に思い当たる短所はありません。強いて言えば、完璧主義なところでしょうか。」
→「完璧主義」は長所として言い換えた典型例。面接官には見透かされています。
✅ なぜダメか
短所がない人間はいません。「ない」と言う人は「自己認識が甘い」か「正直でない」と判断されます。誠実な自己開示の方が信頼につながります。
❌ NGパターン②:業務に致命的な影響を与える短所を言う
❌ NG例
(営業職の面接で)「人と話すのが苦手で、初対面の方と打ち解けるのに時間がかかります。」
→ 営業職に直結する致命的な弱みをそのまま言うのはリスクが高い。
✅ ポイント
短所が「その仕事に支障を与えるか」を必ず確認してから答えること。営業なら「コミュニケーション力」ではなく「書類整理が苦手」の方が安全です。
❌ NGパターン③:短所だけを言って対策を話さない
❌ NG例
「私の短所は、物事を深く考えすぎてしまう点です。判断が遅くなることがあります。」
→ 短所だけを言って終わると「それで?」という印象になります。
✅ 必ず続けること
「〜という短所があります。そのため〜という工夫をしています」という形で、対策・改善の姿勢まで伝えることが必須です。
❌ NGパターン④:長所を短所っぽく言い換えるだけ
❌ NG例
「私の短所は、仕事に熱心すぎて残業してしまうことです。」「気を使いすぎて自分の意見を言えないことがあります。」
→ いずれも「長所を短所に言い換えたテンプレート」として面接官には見透かされています。
✅ 見透かされる理由
採用担当者は毎日何十人もの応募者を見ています。テンプレート回答は「準備不足」「自己分析が甘い」という印象を与えます。本物の短所を正直に話す方が、むしろ高評価です。
❌ NGパターン⑤:長々と話しすぎる・暗くなりすぎる
❌ NG例
「昔からずっとそうなんですが、マルチタスクが本当に苦手で、前職でも何度も怒られて……(3分間続く)」
→ 短所の回答が長すぎると自己評価が低い印象に。暗くなりすぎるのも問題。
✅ 適切な長さ
短所の答えは1〜1分半程度が目安。「短所→具体的なエピソード→対策・改善」の3要素を簡潔に伝えましょう。
3|評価される「短所の答え方」——4ステップの型
評価される短所の答えには、共通した「型」があります。この型に沿って答えるだけで、面接の印象が大きく変わります。
1 短所を一言で言う(結論ファースト)
最初に短所を一言で言います。長い前置きは不要です。「私の短所は◯◯です」と端的に始めることで、話が整理されている印象を与えます。
例:「私の短所は、物事を慎重に考えすぎてしまう点です。」
2 具体的なエピソードで裏付ける
「どんな場面でそれが出るか」を具体的なエピソードで補足します。エピソードがあることで、「自己分析が深い」「自分を客観視できている」という印象になります。
例:「前職では新しい施策を提案する際、リスクを考えすぎて決断が遅れることがありました。チームに迷惑をかけたこともあります。」
3 改善のための取り組みを伝える(最重要)
これが一番重要なステップです。短所を認識したうえで「どう改善しているか」を伝えることで、「課題に向き合える人」という評価につながります。現在進行形の工夫が伝わると、さらに好印象です。
例:「そのため現在は、まず大まかな方向性で決断し、細部は進めながら修正するという意識を持つようにしています。タスク管理アプリで期限を可視化し、判断に時間をかけすぎないよう工夫しています。」
4 入社後にどう活かすかで締める(任意・ハイレベル)
余裕があれば、「この短所への向き合い方が、入社後にどう活きるか」を一言添えると完成度が上がります。「課題を前向きに捉えている」という印象で締めくくれます。
例:「慎重さ自体は、御社のような精度が求められる業務では強みになると考えています。スピードと精度のバランスを意識しながら取り組んでいきたいと思います。」
4|職種別「短所の答え方」例文一覧
「自分の職種ではどう答えればいいか」という疑問に、職種別の例文でお答えします。そのまま使うのではなく、自分の言葉に置き換えて使ってください。
| 職種 | 短所のテーマ | 答え方の例(簡略版) |
|---|---|---|
| 営業 | 記録・管理が苦手 | 「行動力はある一方、商談内容の記録が後回しになりがちでした。現在はCRMツールに即時入力するルールを自分で設けています。」 |
| 事務・経理 | スピードが遅い | 「正確さを優先するあまり、処理スピードが遅くなる場合があります。ショートカットの習得や、チェックリスト化で改善中です。」 |
| 接客・販売 | 断ることが苦手 | 「お客様の要望を断るのが苦手で、無理な要求を受け入れてしまうことがありました。お断りする際の言葉を事前に準備するようにしています。」 |
| IT・エンジニア | 説明がわかりにくい | 「技術的な内容を非エンジニアに説明する際、難しくなりがちです。図解・比喩を使う練習をしており、レビュー後の理解度を確認するようにしています。」 |
| 医療・介護 | 感情移入しすぎる | 「利用者様への感情移入が強く、割り切れないことがありました。チームでの振り返りの場を活用し、感情と業務を切り分ける意識を持つようにしています。」 |
| 管理職・リーダー | 任せることが苦手 | 「完成度へのこだわりから、メンバーへの委任が遅れることがありました。「任せて振り返る」サイクルを意識的に実践するようにしています。」 |
| 建設・製造 | 確認に時間がかかる | 「安全確認を重視するあまり、作業に時間がかかることがあります。チェック項目を整理して確認時間を短縮する工夫をしています。」 |
5|使いやすい「短所のテーマ」と避けるべきテーマ
❌ 面接で使いにくい短所
⚠️ 遅刻・無断欠席が多い(信頼の問題)
⚠️ チームワークが苦手(多くの職場で必須)
⚠️ 集中力が続かない(職種によっては致命的)
⚠️ 人の話を聞くのが苦手(コミュニケーションの根幹)
⚠️ プレッシャーに弱い(多くの仕事で避けられない)
⚠️ 感情のコントロールが苦手(人間関係に直結)
✅ 比較的使いやすい短所
✅ 慎重すぎる・決断が遅い(改善策が出しやすい)
✅ 完璧を求めすぎる(ただしテンプレになりがち)
✅ 記録・整理が苦手(ツール活用で改善できる)
✅ 断ることが苦手(具体策が伝えやすい)
✅ マルチタスクが苦手(管理方法で改善できる)
✅ 人前での発表が苦手(練習で克服中と言える)
「使いやすい短所」の共通点は「対策・改善策が具体的に言えること」です。短所そのものより、「それにどう向き合っているか」の方が面接官の心に刺さります。
6|相談の現場から——短所の答え方で変わった面接の実例
台日商事株式会社の面接対策相談での実例をご紹介します(個人情報に配慮して一部変更)。
Aさん(28歳・営業)
「短所を聞かれると頭が真っ白になる」と相談に来たAさん。最初は「特にないです」と答えていたが、相談の中で「報告・連絡・相談が後回しになりがち」という具体的な短所を発見。改善策(毎朝のタスク確認を習慣化)まで整理したところ、次の面接で「自己分析がしっかりできている」と評価されて通過。
Bさん(31歳・事務職)
「完璧主義です」という典型的な答えを使っていたBさん。面接通過率が低く相談に来た。「作業スピードが遅くなる場面がある」という本音の短所に切り替え、「チェックリストで確認項目を減らした」という改善策とセットで伝えたところ、面接通過率が大幅に改善した。
Cさん(24歳・未経験転職)
未経験で転職活動中のCさん。「短所をどう言えばいいかわからない」と不安だったが、棚卸しの中で「新しい環境に慣れるまで時間がかかる」という短所を発見。「慣れる前から積極的に質問・確認するよう意識している」という対策とセットで伝えたところ、「正直さと改善意欲が伝わった」と評価されて内定。
7|「短所の答え方に自信がない」——面接対策は無料相談で
「自分の短所が何かわからない」「うまく言語化できない」「面接でどう伝えればいいか練習したい」——転職相談でよく聞くこれらの悩みは、一人で考えているより、プロと一緒に整理した方が圧倒的に早く解決します。
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